「サイゼリヤがない県って、まだあるの?」と気になって検索する人は少なくありません。
実際、全国どこでも見かける印象がある一方で、2026年4月時点でも未出店の県は残っています。
公式の店舗検索を確認すると、サイゼリヤが出店していない県は高知県、長崎県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県の5県です。
近年は大分県、愛媛県、徳島県、青森県、岩手県などへも順次出店が進んでおり、「地方には来ないチェーン」という状況ではなくなってきました。
この記事では、今サイゼリヤがない県の一覧、以前はなかったが出店済みになった県、なぜ未出店県が残っているのか、今後出店の可能性がありそうな地域まで整理します。
旅行先や引っ越し先で気になる人はもちろん、「なぜこの県にだけないのか」という素朴な疑問をすっきり解消できる内容にまとめました。
サイゼリヤがない県の結論
2026年4月時点で、サイゼリヤがない県は次の5県です。
| 都道府県 | 出店状況 | 補足 |
|---|---|---|
| 高知県 | 未出店 | 四国では唯一の未出店県 |
| 長崎県 | 未出店 | 九州で福岡・佐賀・熊本・大分には出店済み |
| 宮崎県 | 未出店 | 九州南部の未出店県のひとつ |
| 鹿児島県 | 未出店 | 人口規模はあるが未出店 |
| 沖縄県 | 未出店 | 本土と物流条件が異なる地域 |
公式店舗検索では、都道府県一覧の中で青字リンクになっている県は店舗ページへ進めますが、高知・長崎・宮崎・鹿児島・沖縄はリンクがなく、現時点で店舗が存在しない状態を確認できます。
このため、「サイゼリヤがない県」は古い情報では7県や8県で紹介されることもありますが、最新確認ベースでは5県と見るのが正確です。
以前はなかったが、すでに出店した県
サイゼリヤの未出店県は、この数年でかなり減っています。
とくに地方圏への新規出店が進み、「以前はなかった県」が次々に埋まってきました。
近年出店が確認できる県
| 都道府県 | 主な動き | 確認できる情報 |
|---|---|---|
| 大分県 | 初出店済み | 未出店県から外れたと報道 |
| 愛媛県 | 2025年に2号店出店 | 県内拡大が進行 |
| 徳島県 | 2024年に初出店 | 四国で出店県が増加 |
| 青森県 | 2024年までに複数店展開 | 県内複数都市で営業 |
| 岩手県 | 2026年4月に北上市へ出店予定 | 東北で空白縮小 |
大分県は初出店後、未出店県一覧から外れています。
愛媛県は2025年に2号店出店のニュースリリースがあり、単発出店ではなく県内での拡大フェーズに入っていると見てよい状況です。
徳島県も2024年の初出店で話題になり、四国の空白は高知県のみになりました。
青森県は現在、青森市、弘前市、五所川原市、八戸エリア、おいらせ町周辺で店舗確認ができ、すでに「ない県」ではありません。
岩手県も2026年4月17日に北上市への出店予定が公表されており、地方出店の流れは今も続いています。
サイゼリヤがない県に共通する特徴
未出店県には、いくつか共通する傾向があります。
もちろん企業側が県単位で理由を詳細公表しているわけではありませんが、既存の出店傾向と業態特性から見ると、判断材料はかなりはっきりしています。
商圏人口と集客見込み
サイゼリヤは低価格で回転率を重視する業態です。
そのため、安定して来店客数を確保しやすい都市圏、大型商業施設、幹線道路沿いなどと相性がよいチェーンです。
人口が少ない、もしくは都市が分散している地域では、1店舗あたりの商圏効率が落ちやすくなります。
高知県や宮崎県は県庁所在地への人口集積はあるものの、全国的に見れば大都市圏ほどの密度はありません。
サイゼリヤが「どこにでもまず1店作る」タイプではなく、出店後に複数店へ広げやすい地域を優先しやすいと考えると、この差は大きいです。
物流網と食材供給の効率
外食チェーンは、店舗そのものより物流効率が重要です。
サイゼリヤは価格の安さを強みにしているため、食材調達や配送の効率が崩れると採算に響きやすい業態です。
とくに沖縄県は海上輸送の影響を受けやすく、本土のチェーン店でも出店ハードルが上がりやすい地域です。
鹿児島県や宮崎県も、九州北部に比べると既存出店網とのつながり方を考える必要があります。
大型商業施設との相性
近年の地方出店を見ると、ショッピングセンターやモール内への出店が目立ちます。
青森県ではシーナシーナ青森、ELM、さくら野弘前、イオンモール下田など商業施設内の店舗が確認できます。
岩手県北上市の新店予定もショッピングセンター内です。
つまり、未出店県でも有力な商業施設、十分な集客、周辺人口、物流条件がそろえば出店余地はあります。
逆に言えば、その条件がそろう場所が限られる県ほど、出店が後回しになりやすいということです。
なぜ「人口が多めなのにない県」があるのか
「鹿児島県や長崎県は人口規模が小さすぎるわけではないのに、なぜないのか」と感じる人も多いはずです。
ここで重要なのは、県全体の人口よりも、店舗1店を成立させる商圏のつくりやすさです。
県人口よりも都市集中度が重要
たとえば、県人口が一定規模あっても、主要都市が分散していたり、自動車移動中心で広域に需要が散っていたりすると、チェーン展開の効率は下がります。
一方で、人口がそこまで多くなくても、駅前や大型モールに集客が集中する地域なら、初出店しやすくなります。
実際、地方出店済みの店舗を見ると、駅前立地よりも商業施設立地が目立つ県もあります。
競合との棲み分け
ファミレス市場には、ガスト、ジョイフル、びっくりドンキー、ローカル飲食チェーン、フードコート業態など強い競合がいます。
九州ではジョイフルの地盤が強く、低価格帯の外食需要をすでに押さえている地域もあります。
サイゼリヤにとっては「行ける県」より、「勝ち筋のある場所」を先に選ぶほうが自然です。
公式採用サイトでも、急激な広告や無理な拡大より、品質を保ちながら広げる考え方がうかがえます。
地方でも出店しやすい県と、しにくい県の違い
地方であっても出店しやすい県には、いくつかの条件があります。
ここを押さえると、「次にどこへ出そうか」の見立ても立てやすくなります。
出店しやすい条件
| 観点 | 出店しやすい条件 | 出店しにくい条件 |
|---|---|---|
| 商圏 | 県庁所在地や中核市に人口集積 | 人口が広く分散 |
| 立地 | 大型モール・商業施設が強い | 有力立地が少ない |
| 物流 | 既存出店エリアから配送しやすい | 輸送コストが高い |
| 展開余地 | 1店目の後に複数店化しやすい | 単店で終わりやすい |
| 競争環境 | 価格帯に空白がある | 低価格外食が強い |
青森県や愛媛県のように、最初は「本当に増えるのか」と思われた県でも、商業施設立地を軸に複数店舗へ広がる例が出ています。
この点から見ると、未出店県でも県庁所在地の大型商業施設周辺は、今後の有力候補になりやすいです。
今後、サイゼリヤが出店しそうな県
ここは公式発表ではなく、既存の出店傾向からの推測です。
ただし、近年の流れを見ると「未出店県が徐々に減っている」のは事実なので、今後もどこかで新規出店が出る可能性は十分あります。
候補として注目しやすい県
長崎県
長崎市や諫早市など一定の商圏があり、九州内での認知も高めやすい県です。
福岡・佐賀・熊本・大分にすでに出店している流れを考えると、九州内の空白を埋める候補として自然です。
鹿児島県
人口規模や都市の存在感を考えると、未出店なのが意外に感じやすい県です。
一方で、九州南端での物流やドミナント展開の組み立ては簡単ではありません。
それでも、鹿児島市の大型商業施設など条件が整えば一気に現実味が出ます。
宮崎県
宮崎市に商圏が集まりやすく、初出店の足がかりは作りやすそうに見えます。
ただし、周辺県との出店網のつながりや、1店目の後に面展開できるかが鍵になりそうです。
高知県
四国で唯一の未出店県というわかりやすさがあります。
徳島県、愛媛県で出店が進んだ後だけに、高知県が残っている点は目立ちます。
ただし、四国内での物流や商圏密度の面で慎重に見られている可能性があります。
沖縄県
需要自体は観光も含めて大きい一方、物流条件が特殊です。
全国チェーンでも沖縄だけ出店戦略が別になる例は珍しくありません。
そのため、出店可能性がゼロとは言えませんが、他の未出店県とは違う難しさがあります。
「近くにない」と感じやすい県内事情
サイゼリヤは県内に1店舗でもあれば「出店県」ですが、実際の生活感では別問題です。
県内に数店しかない場合、「ある県なのに遠い」と感じる人は多いです。
出店県でも身近とは限らない理由
たとえば青森県はすでに複数店舗がありますが、県全域をカバーしているわけではありません。
愛媛県も2号店出店の段階で、県内どこでも行きやすい密度ではありません。
つまり、読者が本当に知りたいのは「その県にあるか」だけでなく、「自分の生活圏にあるか」です。
この違いを踏まえると、引っ越しや旅行前に知りたい情報は次の2段階に分けると便利です。
| 確認したいこと | 見るべきポイント |
|---|---|
| その県に出店しているか | 県別の店舗一覧 |
| 自宅や滞在先から行けるか | 市区町村、駅、商業施設周辺の店舗有無 |
サイゼリヤがない県を調べる人の疑問
このテーマでは、似た疑問がいくつもあります。
ここでまとめて整理しておくと判断しやすくなります。
全国で何県にあるのか
2025年8月期の会社概要では、国内店舗数は1,053店です。
都道府県の完全制覇はまだですが、出店網そのものは全国の大半に広がっています。
昔より未出店県は減ったのか
減っています。
2024年時点では7県とされていた時期があり、その後に大分県、愛媛県への出店で減少しました。
さらに2026年には岩手県への新規出店も公表されており、地方空白の縮小傾向は続いています。
全県制覇の可能性はあるのか
可能性はありますが、時期は読みにくいです。
近年は未出店県に初出店する例が増えているため、長期的には全県制覇も十分ありえます。
ただし、沖縄県のように物流条件が大きく違う地域もあり、単純に「残り5県だからすぐ」とは言えません。
サイゼリヤがない県をどう受け止めるべきか
この話題は、単なる雑学としても面白いのですが、実際には地域の商圏や外食インフラを見るヒントにもなります。
「人気チェーンなのにない」という事実は、その県に魅力がないからではありません。
むしろ、チェーン店の出店は人口、物流、競争環境、商業施設、企業の拡大方針が重なって決まるものです。
そのため、未出店県であること自体をネガティブに見る必要はありません。
一方で、今後の出店ニュースが出やすい地域を考える材料としてはかなり面白く、商業施設の新設や大型リニューアルがあると一気に状況が変わることもあります。
まとめ
2026年4月時点で、サイゼリヤがない県は高知県、長崎県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県の5県です。
以前は大分県、愛媛県、徳島県なども未出店でしたが、この数年で地方出店が進み、空白はかなり縮小しました。
未出店の理由は、単純な人気不足ではなく、商圏人口、物流効率、大型商業施設との相性、既存チェーンとの競争環境などを総合的に見た結果と考えるのが自然です。
今後は長崎県、鹿児島県、宮崎県、高知県あたりで条件が整えば初出店の可能性は十分ありますが、沖縄県はやや別枠で見たほうがよさそうです。
「その県にあるか」だけでなく、「自分の生活圏から行けるか」まで確認すると、実際の使いやすさまで判断しやすくなります。